言われてみれば予算折衝の最中だったっけ

自分も不思議に思った、先日の中国原潜の事件。
普通はあまり公表されない、この手の事件が、何故今回に限ってやたら報道されたのだろうか?

切込隊長のエントリを読んで、思い出した事がいくつかある。隊長も、

>この辺の財務的なつばぜり合いで人員的、予算的な確保を狙いたい防衛庁が、ある種地すべり的に原潜侵犯を煽ったのではないかと考えるのが普通だ。

と書いているが、現在は自衛隊の新防衛大綱を決めている時期。陸自は北海道方面の師団を大幅に削減することが求められ、空自は国産支援戦闘機のF−2の調達を停止させられるようになった所。海自もなにかデカいもん削減させられるのかな…と思った所、こういう事件が公表された。

最近色々と煩い、隣国への牽制の意味は当然有るだろう。先日もあの辺のガス田採掘の騒動が有ったばかりだし、何かとホットな場所。けど、今回の原潜騒動は、対外政策としての意味よりも、むしろ国内問題として捉えた方がいいのかもしれない。今回の、大幅な装備削減を伴う新防衛大綱は、自衛隊の名前をどうこうと言うような憲法問題よりも、キッツイ代物でしょうからね……