22日、ソニーの経営方針説明会が開催された。
内容は惨憺たるもので、500億の黒字予想を200億の赤字へ下方修正する、というもの。また、これに対応し大幅な構造改革をする、というもの。
参照：ソニー、1万人を追加削減--エレクトロニクス事業復活へリストラを断行
電子機器のコモディティー化が叫ばれ久しいが、それに対応するのに遅れ、また今まではビジョンや技術の力で消費者を惹きつけてきたのに、いつのまにやらその役割を無くしてしまったソニー。
個々の製品としては魅力あるものも有るが、このご時世一個のハード「だけ」が良くても、どうにもならない。最近のソニー製品、内蔵のソフトウェアが使えず、ハードを核にした環境全体を作れなかったり、妙なセキュリティ保護かけられたりでどうも後一歩な物が多い。VAIOは実に惜しい製品だし、ソニーが好きな独自フォーマットの類は、この電子機器コモディティー化の流れに反する最たるもの。
本来ならソニーの傍流であったゲーム部門が、儲かりだした途端にソニーの本流に取り込まれた。
この取り込まれた途端に、ゲーム部門の製品に妙なムード漂いだしたのはなんだか気になる。私はいま、現在傍流であるソニー銀行を今使ってる（投資信託の為）。今、これら金融部門はソニーの中では調子良いが、もしこれが本流に取り込まれたとしたらどうなるかを考えると、幾分嫌な予感がする。
あとおまけ。
説明会の写真
一番左の大根田執行役EVP兼CFO。
せっかくの次の製品の晴れ舞台なのに、上下逆さに持っちゃいけません(w
製品のことホントに理解してるんかなぁ…
