ナノバイオに関するアンケートを見て

日経BPコンサルティングが、「ナノバイオに関するアンケート」を行っている。NEDO独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの受託で、今後の技術開発のロードマップを作成している。で、そのロードマップに、開発していくべきものの抜けや、時期的なズレが無いか、ということを調査するためのアンケートとの事。

ざ〜っと見てみてアンケートに答えたのだが、ずいぶん個人的に興味深い部分がある。
例えば…

酵素の極限状況(触媒毒の存在、毒性の高い溶媒中)での使用を可能とするマトリックス(スキャフォールド)の開発
●NEMS、体内の埋め込みデバイス
ウェアラブルバイオセンサー
●自己組織化の臓器形成
・複数の細胞とナノ・マテリアルを注入し、その場で臓器を再生する
●脳神経のセンサー
・脳内の記憶のセンシング+コンピュータへの入力装置としても活用
●非侵襲性のマルチセンサー
・体外から非身襲的に10種以上のバイタル・サインと生化学的情報を獲得

無機的な技術を用いたサイバーウェアについては、よく知られている。今でもいろいろと開発されているし、何かとメディアに紹介される事も多い。だが、バイオ的な技術を用いたそれはあまり知られていないように感じる。
個人的にはこれらバイオ的な技術を用いた埋め込み型機器の方が、体への親和性も高いだろうし、また生産技術的に見ても簡単だろうから、将来的にはこっちの方が普及する可能性が高いと思う。

ただ、現在は技術開発がまだまだ。今後どれほど開発が進むか分からないが、これらの機器が自分達の手の届くようになれば使ってみたいな…