七日目前半 Islay Airport - Port Ellen

 この日は翌日の帰国に備えロンドンへと戻る予定です。

 飛行機は9:15発、宿を早めに出発し7:25発空港7:36のバスで空港に向かう予定と宿の方に伝えたら、翌朝Port Ellenに行く人がいるから同行させてもらうよう相談する、との話で甘える事にしました。スコティッシュブレックファストな朝ごはんを食べ空港へ移動。朝一番目のバスは空港に着くには少し早く、二番目のバスは乗れるか怪しい時刻に着くようになってて、何故か朝の飛行機に連絡していないんですよね。飛行機を使うような観光客はレンタカーやタクシーを手配するようにって事かしら。こんな感じの交通ルール国内でも見た記憶があります。

ヘザーの大地

 空港周辺は一面の放牧地とヘザーの荒れ地。踏んだら水が染み出るような緩い大地に低い草が生え、羊が暇そうに歩いています。ところどころに穴があるのはピートを掘った跡でしょうか。

ブラックウォーター

 空港のそばを流れる川はほのかに茶色を呈していました。水がピート層を通ることで着色されたもので、このあたりのウィスキーの仕込み水にも使い味にも影響を与えるのもこの水。軟水でしたっけ。

テキサスゲート

 アイラ空港の入口には、羊の侵入を防ぐためかテキサスゲートが。空港の中にはケルトっぽい飾り。それっぽいなぁ。

それっぽい

 待合室でローガンエアLM422便を待っていましたが、どうも近辺の霧が晴れません。しばらくするとグラスゴーから来る飛行機が欠航、折り返しのアイラ発も欠航とのアナウンスがありました。

 やべえ。

 実は昨夜の飛行機も欠航で、空港内はかなりの混雑。またアイラ空港の就航率は90%程度と離島空港としては平均的な数字です。1月から2月頭にかけてはずっと天候が良くなく欠航が多く、アイラ旅行を決めてからflightradarやloganairの公式ウェブサイトで運航状況を見て軽く青ざめたレベルです。旅行のスケジュールも多少の余裕は取ってあり、丸一日かけてアイラからロンドンへと向かう、そしてその翌日に帰国の便に乗る行程としていたので、この日のうちに島を出ることができればどうにかなるレベルの、遅れの対応ができるようにはしてありました。

 今回は船でアイラ島を出て本土のKennacraig港まで移動、そこから陸路でグラスゴーまで向かうこととなりました。アイラ島と本土を結ぶ船はCaledonian MacBrayneによるCalMac Ferryが運航しています。

www.calmac.co.uk

 ここはスコットランド政府傘下の船会社で、ヘブリディーズ諸島便など離島便の多くはこの会社が運航しています。当初は飛行機でなくこの船でアイラ島を出ることも検討していました。これまた就航率はあまり良くなく、またドック入りした船が期間延長など起こしててもう。

 カウンターで荷物回収、グランドスタッフには船でグラスゴーまで向かう旨を伝える。たぶんこの場面で、返金と言っていればお金返ってきたんだろーなー。

 船が出るポートエレン港へバスで移動、同じルートを使う老人と少しおしゃべり。このおしゃべりですごく心配されたのか、グラスゴーまで経路を案内してもらえました。ありがたいことです。…こんなのばっかだな今回の旅。特にアイラ島

MV Finlaggan

 Finlaggan号。5628G/Tのフェリーで結構大きい。喫水3.4m、浅いねー

www.calmac.co.uk

 この船で2時間ちょっとかけ本土まで渡ります。

もくもく

 船から外を眺める。煙を上げているのはPort Ellen蒸留所・製麦所。このポートエレン蒸留所は最近になって蒸留所として復活した場所との話です。手前の坂道、突堤の先端は船のタラップでもつける場所?

トレーラー

 トレーラーシャーシがが次々と。左側の青色の建物は麦のサイロの様子。

満載

 サイロから来たシャーシを積み終わり、プレハブを積んだらケナクレイグ港に向け出航しました。