ライトノベル完全読本を読了

タイトル通り。日経BPのライトノベル完全読本を読了。

ライトノベル史を、表面だけなぞった程度の本。しかしライトノベルの流れを少しは掴めるか。

致命的な問題点は、スレイヤーズなどの富士見最盛期がロクに扱われていない所、また、絵師でも弘司あたりがまったく外されている所か。PBM由来の作家とか、年表、幾人かのインタビュー、編集元のエルスウェア周辺に関しては充実しすぎ。あとなぜ、このご時世でガンダム小説なぞ扱うのかなぁ…ライトノベルの流れの上では大した位置に居る訳じゃないのに。日経の中の人の意向でも混ざったか。

こういう書評そのものは構わない。ただ、某ファウストのように自作自演…違った、自画自賛ばかり繰り替えずジャンルに、ライトノベルがなって欲しくないって所か。なんでもありという基本は忘れて欲しくない。