ロシア出張記-四日目・Extra

四日目は帰宅の日。
午前中は雪も止んだので市内を適当に歩き回る。

路面はアイスバーンだったり雪積もってたり、シャーベット状だったりするのに、相変わらずチェーンつけて走ってる車はほとんど居ない。慣れてるのかそれともはたして……

昨日の雪の影響がどうか心配だったので、航空会社に電話かけてみたけど、自動応答アナウンスが流れるだけで何言ってるか分からない。とりあえず時間間に合うようにタクシーで空港へ。

空港到着後、モニターの発着予定表見てみるともうスケジュールはぐちゃぐちゃで昨日から遅れている便もかなり。ターミナルには昨日から待ってたっぽい乗客も居るっぽい感じ。あちゃー、と思いながら新潟行きのスケジュールを見てみると、出発は三時間遅れとの表示。食料品確保し、周辺の乗客と情報交換したり国内線ターミナル側を覗いたりすると、どうも掲示板の表記も適当な雰囲気。そもそも滑走路自体閉鎖中で目処さえ立たない状態。

長期戦覚悟してましたが、案外あっさり17時頃に入管エリアに入る事が出来ました。ただこのイミグレーションのカウンターは、たまたまソウル行きの便が同じ時間になってしまった事もあり大混雑。ロシアのお役所仕事ってのを味わう事ができました。

で、下記の写真はおわびで配られた軽食。
写真

アルミの器入りチキンライスに、白パン黒パン、セサミにチーズにオレンジジュース。
国営商店の配給キターとか騒いでました。

これを食べ始めてすぐにアナウンス。機体の用意が出来たとの話。あまりの急さに、周辺の乗客からも失笑。ターミナルからバスに乗り、飛行機へ。同じツポレフでしたが、機内の様子が全然違う。来た時はLED照明の冷たい雰囲気だったのに、今回の機体は普通に西側っぽい雰囲気。ただ椅子だけは相変わらずw 
機内でよく訳の分からない内容の映画を見ていると、モニターのそば、前の荷物入れの下から水滴がぽたぽた落ちてる。隣のロシア人に尋ねてみると、「そんなの大きなロシアと比べるとちっちゃい事。Russian wayだ。」

…いいのか、おいw  まー、普通に結露とか、そんなとことは思いますが、初めての経験でした。あと、今回も客室乗務員はすんばらしい。白い五部袖シャツに水色のベスト・スカート。そして赤いネッカチーフに大時代的な紋章入り帽子。帽子は離陸後すぐ脱ぐようで、帽子無しのCA見てるとなんだかチルノのコスに見えてきたのは多分気のせい。


シートベルト着用のサインが出ても皆様機内歩き回る歩き回る。着陸寸前になってようやく乗員・乗客座り、新潟空港へ。バウンド着陸の後、新潟空港着。
新潟空港からバスで駅に向かってたとき、会社から電話が。荷物をひとつ取り忘れてて、税関に預かってあるとの話。

どうやっても最終東京行き新幹線に間に合わない時間。仕方が無いので新潟に宿泊し翌日朝イチに取りに行くと連絡。三泊四日の予定の出張が、四泊五日に延長決定orz

翌日はしかたがないので新潟観光。ふくやん氏に教えてもらった、水島新司ロード見てたり美術館に行ってみたり。しかし新潟もずいぶん寒く、冷たい雨も降ってたので、早めに撤収しました…

で、その後は無事に横浜着。なかなか大変な出張でしたが成果出すのは今後の仕事。


トラブルは多いけど、心は温かいロシア人に助けてもらうことの多い日々でした。ホントにありがたいことです。日本人に対してはずいぶん親しみを持ってるけど、某近隣国に対してはそうでは無い雰囲気が顕著で。問題はその二国のうちどっちの人間か、なかなか見分けがつかないことでしょうかw


ビールにウオッカ、免税ぎりぎりまで買ってきたので、そのうち飲み会しましょー。